29638
以前紹介した旭川市旧神居古潭駅跡の続きです。
ここは珍しく3両も保存されているのですが、前回紹介した
C57 201は2両目になります。
今回は先頭の9600形の紹介です。
当ブログではいつも9600ばかり紹介していますが、殆どが昨年に
北海道をまわったときに9600を狙って撮りに行ったためです。

神居古潭のカマは屋外保存にしてはそこそこ保存状態が良いです。
切詰デフにフロントデッキ手摺が装備され、段差無しランボード、エアタンクのランボード上移設、
箱型テンダーといかにも北海道型らしい改造が施されています。
煙突が化粧煙突ではなくなっていますが現役時代はどのようなスタイルだったのしょうか。
29638は9600形蒸気機関車の239号機として、大正2年に国鉄小倉工場で製造された
貨物用標準機関です。各地で活躍した後、晩年は名寄機関区へ配属され昭和44年10月28日に廃車。
そのすぐ後の11月13日からここ旭川市旧神居古潭駅跡に保存されました。