C57 144
岩見沢市の中心に近いみなみ公園に保存されているC57形蒸気機関車の144号機です。
この公園は国道12号線沿いなのですぐに見つけることが出来ます。
D51 47号機も保存されていて両方ともなかなか良い状態で保存されています。
ただ何か違和感がありますね。
やはりこのカラーリングのせいでしょうか・・・子供受けを狙ったのかカラフルといいますか
もちろん黒色がベースなのですが各所に白・橙・水色などの色差しがされていまして・・・

北海道で活躍したカマですが密閉型キャブには改造されておらず開放キャブのままです。
デフは切詰められておりフロントデッキ手摺も取り付けられています。
前照灯のガラスは紛失したのか割れてしまったのかアクリル板のようなものが代わりに
付けられていますがなぜか焦げ目のようなものが・・・シールドビーム副灯も付いていません。
これは当初盗難にあってしまい前照灯は復元、副灯は台座を撤去したためのようです。
タブレットキャッチャーは現在の状態を見る限り装着するスペースが無さそうですが
現役時代はどうしていたのでしょうかね?
そしてこの写真を今見ると、ひさしが延長されたタイプなのかな?とも思います。
ついでに言うと速度計の棒が歪んでしまっていますね・・・
ちなみにキャブ内もものすごくカラフルでした・・・

今回は縦型の写真が多くなってしまいましたが、これは屋根の柱の本数が多いことと
カマに隣接して子供用の遊具施設があるために良い画が撮れなかった為です。
テンダー部で気になったことといえば耐寒用のカバーがついた前照灯でしょうかね。
パーツごとの状態がかなり良い印象でした。
C57 144号機は昭和15年10月日に三菱重工神戸造船所で製造されました。
1940年10月26日に高崎機関区へ配属、本州各地で活躍した後1962年6月28日に
室蘭機関区へ配属されました。その後岩見沢第一機関区に転属し昭和51年3月1日に
廃車されるまで活躍しました。