リアル・ライン D51 北海道型 D51 710 標準型
8月に紹介したNゲージの
リアル・ライン製
D51 711 標準ギースル装備と
同時発売された、D51
北海道型 D51 710 標準型です。
あちらとの大きな違いは、こちらの煙突が標準型であるということくらいでしょうか。
タイムリーな記事っぽいですが先日、再販された製品ではなく極初期のロッドとなります。
このスタイルが北海道の静態蒸気機関車でよく見るスタイルとなります。
写真ではセキ3000を牽かせていますが、北海道型D51には非常に良く似合います。

公式側からの写真。
メーカー側の主張通り、確かに機炭間は短いですね。
このおかげで通過曲線はR341以上とされています。北海道はテンダーが改造されていて
このような標準型のテンダーは少なく、余計に通過曲線を狭めることになっているのでは・・・
写真をぱっと見るだけならばサイズ的にもスタイルも非常に好ましい姿だと思います。
決して良く見てはいけません・・・まぁ走らせてしまえば気になりませんけどね。

良く見ると・・・
D51 711 標準ギースル装備でも同じでしたが、黄色い枠内のランボード後端が上に曲がっています・・・
そして緑の枠内でわかるようにキャブが傾いています、が個体差なのか
D51 711よりは傾きが少ないです。
そして写真には写っていませんが合併テコと結びリンクの接合部は相変わらず変です。
最新ロッドではランボード後端はまっすぐに修正されているようですね。

非公式側からの写真。
なぜかこちら側ではランボード後端の曲がりが少ないですね。
ここら辺は非常に個体差が多いようで・・・再販品では問題なさそうなので羨ましい?です。
ここまで再現したのはいいですが汽笛は別パーツではなく塗装もされていないので黒色のままです・・・
こちらも再販品では別パーツが金属化されたようで金色の汽笛が装備されています。

テンダー部。
開放テコや標識灯、エンドビームなど比較的細かい部分も再現されています。
テンダー前照灯も耐寒型っぽくなっていますね。上部の手摺が再現されているのは
プラ完成品としては非常に珍しいかと思います。
残念なのはステップが曲がって取り付けられていることでしょうか・・・

後ろ側からのアップ写真。
先程のステップが曲がっているというのが良くわかるかと思います。
まぁ容易に修正は可能なのですがほとんど走らせていないので未修正のままです。
ここまで書いておいて何を今更・・・という感じですがナンバープレートもつけてません・・・

最後に前からのアップ写真を。
確かにD51のイメージを上手く再現しているとは思いますが、組み付けのせいなのか
アップの写真にしてしまうと粗が目立ちすぎますね・・・
私が所持している
D51 711と比較してこちらの
D51 710はデフが両方とも傾いています。
711では正面から見て左側だけだったのですが・・・ステップも両側とも内側に曲がっていますね。
スノープロウもなんとなく上向きのような気もしなくはありません・・・
ここらもいずれ修正してやりたいですね。その際には煙室扉ハンドルも変えたほうが良いかな・・・
と、気になることも多いですがやりたいことはなんとなく見えてくるので、
これからどんどん良くなっていってくれるといいのですが、新製品として発売予定のモデルでは
開放キャブ仕様ですがキャブの造形がちょっと・・・
まぁ本州仕様にはあまり興味がないのでいいですが、これは前途多難かもしれないですね。
まずは走行性能の確保、組み付け精度向上が第一かと。
そしてできればロッド類は総金属化が望ましいです。
ここらが修正できれば、まともと言っちゃ失礼かもですがまともになるかと・・・
ただウチの
D51 710君は普通に走らせる分には元気一杯に走り、すごい牽引力は持ち合わせて
いませんが普通にお仕事してくれます。走らせている分には各所の取り付け精度具合は
あまり気にならないので走らせてナンボ!なのかもしれません。