三笠鉄道村北海道三笠市にある
三笠鉄道村を訪れた時の写真です。
三笠鉄道村は旧幌内線幌内駅構内の跡地にある博物館と屋外車輌展示のある三笠鉄道記念館、そして
旧幌内線三笠駅(幌内太駅)跡のクロフォード公園があります。こちらにも蒸気機関車ではありませんが
静態保存車輌が数両あります。
ここ数年毎年訪れていますが保存されている車輌が年々劣化しているのがわかり寂しくなります。
博物館の入館料以外はほぼ無料ですから維持費が捻出できないというのもわからないでもないですが・・・
三笠鉄道記念館 (三笠鉄道村 幌内ゾーン)S-304
三笠鉄道記念館を訪れるとまず目に入るであろう蒸気機関車で動態保存されています。
休日や夏期休暇期間以外は車庫でお休みしていますので見たい場合は考慮しなくてはいけません。
距離は短いですが構内跡に敷かれたままの線路を利用して往復運転されています。
S-304は1934年に日本車輛で製造された産業用タンク機関車で室蘭市にある鐵原コークス工場内の
入換で活躍した蒸気機関車です。

後ろに牽かれている客車は、確か貨車であるトラ90000を改造したものだったと記憶しています。
出発前の汽笛や石炭の匂いがしたり懐かしく感じる方も多いのではないでしょうか。
決して大きくはありませんが近くで見ると案外迫力があります。
DE10 1702
S-304停車位置の後方の方に静態保存されているDE10型ディーゼル機関車の1702号機。
博物館前に位置するためなのか案外綺麗に保存されています。
最近では現役で動いているDE10もあまり見かけなくなりました・・・まぁ関東圏だとディーゼル機関車自体
なかなか見ることはありませんが・・・
セキ6657
こちらは石炭輸送に使われた貨車のセキ6000です。
DE10のすぐ後ろに繋がれているのですが傷みが激しいです・・・
やはり貨車なんかだと手厚くは保存してもらえないのでしょうか。まぁ三笠鉄道村の屋外展示車輌は
可哀想になるくらい傷んでしまっている車輌も多いので貨車に限らないんでしょうけれど・・・
今回は博物館のすぐ近くにあって気になった車輌を紹介しました。他に鉱山用車両があったりします。
次回は多くの車輌が展示されている広場側で気になった車輌達を紹介します。